パソコン操作でまず出来るようになっておきたいスキルが「ブラインドタッチ(タッチタイピング)」です。ブラインドタッチをマスターしているかで、作業効率は大きく変わります。
この記事では、ブラインドタッチのメリットから習得する際の注意点、具体的な練習方法までくわしく説明します。
ブランドタッチのメリット

作業効率が大きく上がる
ブラインドタッチが出来るようになると、パソコンでの文字入力のスピードが上がるため、作業効率が大きく上がります。例えば、2000文字の文章の入力作業も、1分で100文字打てる人なら20分かかりますが、200文字打てる人なら10分で終わります。文字入力はパソコンを使う際に必ずおこなう作業のため、ブラインドタッチを覚えることで仕事全般の効率を上げることができます。
また、一度覚えたらずっと使えるスキルです。数十年単位で作業効率が上がることを考えると、習得するメリットは大きいです。
入力のストレスが減少する
ブラインドタッチができると、入力ミスでタイピングが中断することによるストレスを減らせます。入力ミスがあると、入力やテキスト作成の途中で作業が中断してしまうためです。修正作業に時間や集中力を奪われると、仕事の質が落ちる結果も招きかねません。
ブラインドタッチで入力ミスを減らせると、集中力の散漫や操作ミスの防止にもつながるので、入力のストレスが減少し精神的にも安心感が生まれます。
就職活動の履歴書作成など市場性のあるスキルとしてアピールできる
業種職種を関係なくオフィスワークではパソコン操作の多くの時間はタイピングが占めています。また職種によっては即戦力としてアピールもできるので、採用側の不安を無くす効果もあります。
履歴書でアピールする場合は各タイピング検定の上級クラスにあたる2級以上のスキルや資格を取得しておきたいところです。
習得のために意識すべきこと

ホームポジションをチェックする
正しい位置でブラインドタッチを行うには、ホームポジションを覚える必要があります。ホームポジションとは、タイピングを始める前やキーを打ち終わった後に指を置く基本の位置です。ホームポジションを意識すると効率的にキーを打てるようになるため、タイピングの速度が速くなったり、手の負担を減らしたりできます。
ホームポジションは、キーの位置を覚える際の基準にもなります。タイピングを習得するには、ホームポジションを意識しながら標準運指を繰り返すことが大切です。標準運指とは、基本のタイピングの練習方法です。
右手の範囲は?

右手では、主にキーボードの右側を操作します。それぞれの指が打つキーをまとめると、上記のとおりです。
左手の範囲は?

左手では、主にキーボードの左側を操作します。それぞれの指が打つキーをまとめると、上記のとおりです。
毎日練習する
ブラインドタッチが出来るようになるまでは、毎日練習しましょう。最初のうちはキーボードを打つ指の動きがおぼつかなくても、練習を繰り返すうちにスムーズになっていきます。たとえ1日に短時間しかできないとしても、毎日続けることが大切です。
タイピングゲームを活用する
毎日パソコンに触る人でも、業務で練習するのは問題があったり、単調な練習が苦手な人もいます。そのような場合はタイピングゲームを活用するのもおすすめです。無料でできるタイピングゲームはたくさんありますし、中にはブラインドタッチが出来るように一つ一つのステップを考えられて作られているものもあります。
習得期間

ブラインドタッチは、個人差がありますが数日から数ヶ月で習得が可能です。
正しい指の位置をしっかり身につけたら、入力速度の向上を目指しましょう。上達に数ヶ月かかる場合は、練習方法が誤っている可能性もあります。内容の見直しも視野にいれましょう。
事務職・データ入力に必要なタイピング速度

一般的な会社の事務職やデータ入力職などの仕事では、書類や資料作成、メール対応など文字入力が必ず出てくるので、より速いタイピングが求められます。特に文字入力がメイン作業になるデータ入力などは1分間に最低でも80字以上、100以上のスピード感で打てると良いでしょう。
まとめ
ブラインドタッチは、ホームポジションを常に意識して、キーボードを見ないように入力することで身につきます。ブラインドタッチを習得することで、入力の正確さや速度があがり、業務効率が向上し、スキルアップとなるでしょう。まずは、正確に入力することを第一に、入力速度をあげる練習を毎日少しずつでも進めましょう。
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