アルバイトやパートの仕事を探している人のなかには、応募する数だけ履歴書を書くのは面倒だと感じる人もいるかもしれません。何社も応募する際に、毎回同じような内容を書くのは大変ですよね。そんなとき、記入済みの履歴書をコピー(複製)して使い回してもいいのでは?と考えてしまうかもしれません。
この記事では、アルバイト・パート向けに、履歴書のコピーや使い回しをしてはいけない理由について詳しく解説します。履歴書を手書きする場合はもちろん、パソコンで作成する場合の注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
履歴書のコピーや使い回しはNG?
結論からお伝えすると、履歴書をコピーして使い回すことはNGです。応募先ごとに履歴書を作り直し、提出するのがマナーと言えます。
採用担当者は常に多くの履歴書を見ているため、コピーかどうかは簡単に見抜かれてしまいます。コピーした履歴書を提出しても熱意を伝えることはできず、悪い印象を抱かれる可能性が高いでしょう。
履歴書のコピーや使い回しがNGな4つの理由
著作権や商標権に触れる可能性があるため
市販の履歴書には、著作権や商標権があります。そのため、コピーが不可となっている場合が大半です。
手を抜いている印象を与えてしまうため
履歴書をコピーすれば、たしかに手間は省けますが、採用担当者からは、楽をしている、手を抜いているといった印象を持たれかねません。
やるべきことを怠ることで、マナーを守らない人、やる気がない人といったイメージにつながり、内定が遠のいてしまう可能性があるでしょう。
志望動機や自己PRが同じ内容になるため
名前や住所、学歴などは、どの企業に提出するとしても内容に変わりはありません。一方、志望動機や自己PRは、その企業ならではの内容に変えることが必要です。
しかし、履歴書をコピーしてしまうと、どの企業に対しても同じ志望動機や自己PRになってしまいます。採用担当者からは、企業研究が足りない薄い内容、自社にそぐわない的外れな内容と思われてしまう可能性が高いです。
履歴書のコピーを自分用の控えとして残すのはOK
面接対策ができる
履歴書に書いた内容を復習し、採用担当者の質問に的確に答えられるよう準備できます。
書き方の改善点が見つかる
選考で落ちてしまった履歴書を確認して振り返ることで、課題や反省点を洗い出せます。また、客観的に自己分析することで、強みの伝え方やアピールポイントを見直すきっかけになります。
次の就職・転職活動に活かせる
合格した企業の履歴書を参考にすることで、効果的な書き方のコツがをつかめます。
履歴書の控えをファイルにまとめておけば、いつでも自分の経歴を振り返ることができるでしょう。過去の自分を知ることは、きっと将来の糧になるはずです。
履歴書を作成する際に注意すべきこと
応募する会社ごとに記載する内容を変えること
履歴書の基本情報は共通でも、自己PRや志望動機は応募先によって変える必要があります。なぜなら、企業が求める人材像や、アピールすべき点は異なるからです。
たとえば、接客業では「お客様とのコミュニケーション力」を、事務職などのオフィスワークでは「WordやExcelのスキル」を強調するなど、業界や職種に合わせた内容にすることが大切です。募集要項をよく読み、企業の特徴を理解したうえで、自分の強みを具体的に伝えましょう。
メールで送る際はPDF化する
履歴書をパソコンで作成する際はWord、Excelなどで作成するのが一般的ですが、採用担当者にメールで提出する際はPDFに変換して送りましょう。
PDFにすることで第三者が修正できなくなるだけでなく、レイアウト崩れを防ぐことにもつながります。
写真は印刷後に貼り付ける
証明写真は、履歴書に印刷して組み込むのではなく、あとから貼り付けるのが一般的です。違和感なく収まるよう、適切な位置に配置しましょう。貼り付ける際は、はがれてしまわなよう、しっかりとのり付けします。
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コンビニで印刷しても良い?
自宅にプリンタがない場合、コンビニで印刷しても構いません。コンビニの印刷サービスの用紙やインクは家庭用のものより高品質であることが多いため、よりきれいな履歴書に仕上げられるでしょう。
まとめ
履歴書をコピーすることは、履歴書の著作権の観点やマナーの点からやめておくべきです。また、応募企業ごとに志望動機や自己PRを書き換え、入社意欲を伝えることが大切です。
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