自分の顔に自信が持てないあなたは、顔採用をどうやって突破すればいいのか悩んでいませんか。一部の企業では、顔採用を導入している企業があるのも事実です。中には「顔採用なんてありえない」と思う人もいるかもしれません。そこで本記事では、なぜ顔採用を導入しているのか、導入している企業、顔採用を突破する対策について紹介します。
顔採用とは?

顔採用とは、「容姿に優れた人を採用する」という選考基準のことです。
顔採用が導入される理由

社内の士気が上がる
古くから人事界隈で囁かれていたことですが、社内に美人がいると、他の男性社員のやる気やモチベーションが上がるとされています。「本当にそんなことあり得るの?」と思いたくなるような噂ですが、実はあながち嘘ではありません。
集客効果が期待できる
人は見た目によって相手を判断します。
※メラビアンの法則※
視覚:55%
聴覚:38%
話の内容:7%
上記のとおり、人が相手の印象を決定づけるうえで一番大きいのが、視覚情報。相手に好印象を与えやすい容姿端麗の人は、普通の人よりも信頼感を勝ち取りやすいことになります。
社内結婚が促進される
社内結婚をすると夫婦は互いのスケジュールを把握しやすくなり、働く満足感が高まるからです。これは、社員の早期退職を防ぐ手段ともいえるでしょう。
ウェディング情報サイトのアニヴェルセル総研によると、パートナーと出会った場所に「職場」を挙げている人は27.7%にのぼります。
顔採用は違法?
結論から述べると、顔採用は違法ではありません。日本では契約自由の原則が認められており、誰とでも雇用契約を結べるからです。日本で禁じられているのは「人種・信条・性別・社会的身分・門地などの事項による差別」であって、顔採用は明確に禁じられていないのです。
顔採用を導入している企業

サイバーエージェント
サイバーエージェントは、インターネット広告やゲームをメイン事業とする企業です。そのため、今では「顔採用といえばサイバーエージェント」といわれるほど通説化されています。
東急エージェンシー
東急エージェンシーは、東急グループに属する大手広告代理店の一つ。同業界の中ではトップ10に入るほどの規模を誇っており、2005年には『愛・博覧会』のイベント業務に協力した実績を持っています。そんな東急エージェンシーは、大胆にも顔採用の導入を明言しています。
企業の顔採用の見分け方
会社説明会やOB・OG訪問から判断する
会社説明会やOB・OG訪問では実際にその企業で働く人々を見ることができるので、そこで外見の良い人が多いと感じたのであれば、顔採用の可能性があります。
ただし、採用活動の際に企業の顔となる人事部については、その特性上、ある程度多くの人から好印象を持たれやすい外見の人が担当している可能性があります。そのため、人事部の人だけを見て顔採用かどうかを判断するのは避けるべきだといえます。
HPやパンフレットの社員紹介を確認する
ホームページやパンフレットの社員紹介でもその企業で働く人々を見ることができるので、顔採用かどうか判断する参考になります。ただパンフレットの表紙などは実際の社員ではなくモデルを写していることがあったり、社員の中でもとくに目を惹く外見の社員を選んで載せていることがあるので注意が必要です。
顔採用を突破するための対策

身だしなみに意識が行き届いている
特に社外の人と接する機会の多い業種・職種の場合は、相手に失礼のないよう、清潔感のある身なりをすることが求められます。
このように、顔採用しているように見える企業でも、実際は他の企業よりも身だしなみがしっかりできているかどうかを厳しく見ているだけ、というケースもあります。
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メイクやヘアスタイルの美意識が高い
自分の特徴やTPOに合ったメイクやヘアスタイルをすると、いっそう見た目が良く見えるので、顔採用をしている企業の選考にも通過しやすいのです。
美容業界やアパレル業界などではメイクやおしゃれも、自社商品のアピールやイメージアップ、集客につながる重要な仕事のひとつとなるため、自分の外見に対する意識が高いことは重要な素質となります。
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所作に気を遣い笑顔で相手の目を見て話す
造作がモデルのように整っていなくても、なんとなく素敵に感じる人っていますよね。そういう人の多くは、美しい所作や人を魅了する笑顔を備えているものです。
所作や笑顔は顔そのものの美しさに関係なく、その人を魅力的に見せてくれるので、顔採用をしている企業の選考にも通りやすくなります。
また、所作や笑顔が素敵な求職者は、顔採用の企業ではなくても「誠実に仕事をしてくれそうだ」「上司や顧客とも良い関係を築きながら仕事をしてくれそうだ」という印象に映るため、意識して身につける努力も大切です。
姿勢を整える
面接中に背筋を伸ばして姿勢を整えるだけでも、印象が大きく変わります。
猫背だと自信がなく暗い印象になりがちですが、姿勢が良ければそれだけで自信があって明るい印象になります。顔採用という観点から見たときにも、猫背では何となく野暮ったい印象になりがちなので注意する必要があります。
まとめ
顔採用をしている企業は確かにありますが、必ずしも「美人・イケメンか」が選考基準となっているとは限りません。顔に限らない全体的な見た目や雰囲気が見られていることも多く、顧客に信頼感を与えられる人物を選んだ結果として顔採用のようになっているだけというケースもあります。
適切な対策をすれば、顔採用の選考を突破する確率は上げられます。
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