コンビニのバイトは、バイト初心者にもベテランにも定番のアルバイトの1つです。その一方で「思ったよりきつい」「けっこう大変そう」という声を耳にすることもあります。
本記事では、コンビニバイトの主な業務内容やきついと感じるポイントについて解説します。
コンビニバイトの業務は？
レジ業務
コンビニバイトのメインの仕事ともいえる接客です。お客様が購入する商品のバーコードをスキャンし、会計を済ませます。レジ操作と並行して、商品を袋詰めしたり、弁当を温めたりすることもあります。その他、レジカウンターのなかにあるタバコの販売、郵便切手や収入印紙の販売も担当します。
レジ横の商品の調理、販売
レジの横に並ぶ肉まんやおでん、揚げ物などのファストフードは、コンビニの人気商品です。こうした商品の調理、販売もアルバイトの業務です。
宅配便や公共料金など各種サービスの受け付け
宅配便の発送や受け取り、公共料金や税金の収納代行、ネットショピングの代金収納や引き渡し、コンサートやイベントのチケット販売などもコンビニで取り扱うサービスです。これらのサービスの受け付けを、レジ画面に表示される手順に従って操作します。
品出し（売場づくり）
店に届いた商品をダンボール箱から取り出し、陳列棚に並べる業務を行います。商品は一日数回、決まった時間に運び込まれるので、レジ業務の合間を縫って棚に並べます。多くのお客様に買ってもらえるような陳列を考えたり、POP広告をつくったりする場合があります。
商品の発注
数が不足している商品の注文もコンビニバイトの業務の1つです。基本的には店長や社員が発注を行いますが、店舗によっては仕事に慣れたベテランのアルバイトが担当します。
店内や外の掃除
業務にはレジカウンターの周囲、陳列棚、床、トイレの清掃が含まれます。その他、揚げ物を調理するフライヤーやコーヒーマシンの掃除も大事な仕事です。店内だけでなく、店の外の掃き掃除や駐車場のゴミ拾い、ゴミ箱の清掃も定められた時間帯に行います。
コンビニバイトの平均時給
「求人ボックス」によると、コンビニで働くアルバイトやパートの平均時給は1,012円です。ただ、働く地域によっては、金額が異なります。
コンビニバイトの楽しいところ
マニュアルや事前研修が充実している
コンビニバイトの業務は、レジ業務以外にも品出し、商品発注、掃除など多岐にわたります。しかし、心配する必要がありません。マニュアルやフォロー体制が充実しているため、不安や心配は無用です。店舗で働く前には、事前研修が受けられるケースも多く、未経験者でも安心して仕事を始めることができるでしょう。
働く場所や時間帯の選択肢が多い
コンビニは、「一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会」によると全国に56,759店舗（2023年4月時点）と、駅近や郊外の住宅地などさまざまな場所にあるため、ライフスタイルに合わせて働きやすい店舗を選ぶことができます。
また、基本的には24時間営業の店舗が多く、早朝・日中・夕方・深夜など、働く時間帯の選択肢が多い点もポイントです。
コンビニバイトのきついところ
覚えることが多い
コンビニバイトは、基本となるレジ業務はもちろん、品出し、掃除、調理など、覚える業務がたくさんあります。
近年では、キャッシュレス決済の普及により決済方法が多様化してきていることから、クレジットカード、電子マネー、交通系ICカードなどといった決済方法の知識も必要です。そのため、レジ業務を覚えるだけでも大変だと感じる人も多いです。
多様なお客様に対応しなくてならない
数多くの商品を取り扱うコンビニは、老若男女さまざまなお客様が利用します。なかには「コピー機の操作がわからず困っているお客様」や「急いでイライラしているお客様」「店員の問いかけに無言のお客様」なども見られます。幅広い年代の人やいろいろな状況に合わせてコミュニケーションを取らなければならないので、疲れてしまうという人もいます。
コンビニバイトに向いている人ってどんな人？
人と接するのが好き
最近はセルフレジの導入が進んでいますが、レジ業務でお客様に確認を取ったり、お客様からの質問に答えたりする機会は少なくありません。基本的に「人と関わるのが好き」「接客が好き」という人が向いていると言えるでしょう。
臨機応変に行動できる
混雑する時間帯は、レジに並んでいるお客様をお待たせしないよう、テキパキと行動する必要があります。また、レジ業務が一段落ついたら、陳列や調理の仕事も並行してこなします。複数の仕事を要領よくテキパキとこなせる人のほうがコンビニバイトに向いています。
まとめ
コンビニバイトは覚えることが多く、慣れるまでは「きつい」と感じる人も少なくありません。しかしマニュアルがしっかりしているので未経験でもチャレンジできます。興味がある方はぜひ求人に応募してみてください。
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